the epis among posets are the surjections (Awodey, 2.8.9)
Reference. Awodey, S. (2010) Category Theory, Oxford: Oxford University Press, 2nd ed. 2011.
解答にsurjection ⇒ epi の証明しかなかったので, epi ⇒ surjection 側のメモをしておく(解答はおそらくepi ⇒ surjection を not epi ⇒ not surjection で取り違えている;つまり、解答はsurjection ⇒ epiの証明を二度与えていた)。この問題は、epi ⇒ surjection が本質的なので残念だった。
問題:objectがposetで, arrowがmonotone function(二つのposet に関する集合間の写像 であって, ならば を満たすもの;単調関数)であるようなcategory 上で, arrow がepicならばsurjective (on elements)か?
この問題の意義のために, 考えているcategoryが の場合の epi ⇒ surjective の証明を書くと次のようになる:
(証明)arrow つまり function がnot surjectiveとすると . いま へのarrows として, つまり および ( だけ をとって, なら )とすれば だから であるが, なら だから となって, はnot epic. 終
対偶をとり, not surjectiveと仮定して得られる を元手に反例を構成していく流れで, を を入力したときだけ値が異なるように作ることでうまくいく。このように なら反例が作りやすいのだが, では上の証明の をmonotoneであるように取る必要があるため, 少し工夫を凝らす。
(証明)arrow がnot surjectiveとすると . いま (なお )へのarrows を以下のように定める(ここからがこの問題の意義):
とすると . このもとで および とおく( 以下/未満なら へ, そうでなければ へ飛ぶようにしてある;そう考えればこれはmonotoneにみえる). 実際にこれらはmonotoneか?
なる をとる. とすると かつ ゆえ だが だから となって で不合理. したがって .
とすると かつ つまり かつ ゆえ と から より だから であるしかない. これを代入して かつ ゆえ が得られるが, これは に不合理. したがって .
作り方から ゆえ . いま とする. なら ゆえ仮定を併せて だから . なら だから で . よって ゆえ . よって はnot epic. 終